気候変動情報
降水量
福岡県の年降水量
福岡県の年降水量は、全国的な傾向と同様に、統計的に有意な変化傾向は見られません。
※ 棒グラフ(緑)は各年の値、直線(赤)は長期変化傾向(信頼水準90%以上のみ)を示す。
出典:福岡管区気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/chikyu/report/observation.html#tmean)
福岡県の短時間強雨
福岡県の3時間降水量100㎜以上の年間発生回数は増加しています。全国的な傾向として、極端な大雨は増加しており、このような大雨の頻度の増大には、地球温暖化が影響している可能性があります。
※ 棒グラフ(緑)は各年の1地点あたりの値、直線(赤)は長期変化傾向(信頼水準90%以上のみ)を示す。
出典:福岡管区気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/chikyu/report/observation.html#tmean)
福岡県の大雨
福岡県の日降水量100ミリ以上の極端な大雨の年間発生回数は、統計的に有意な変化傾向は見られません。
※ 棒グラフ(緑)は各年の1地点あたりの値を示す。
出典:福岡管区気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/chikyu/report/observation.html#tmean)
福岡県の無降水日数
福岡県の年間無降水日数は、統計的に有意に増加しています。全国的な傾向として、極端な大雨の頻度が増える反面、降水がほとんどない日も増加しています。
※ 棒グラフ(緑)は各年の値、直線(赤)は長期変化傾向(信頼水準90%以上のみ)を示す。
出典:福岡管区気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/chikyu/report/observation.html#tmean)
降水量(将来予測)
予測結果は、文部科学省及び気象庁「日本の気候変動2020」で用いられている気象庁の予測に基づきます。ここでは以下の2通りの設定(以下、シナリオと呼びます)で行った予測の結果を示しています。
2℃上昇シナリオ(RCP2.6) 21世紀末(2081〜2100年)の世界平均気温が工業化以前と比べて約2℃上昇。パリ協定の2℃目標が達成された世界に相当。 |
4℃上昇シナリオ(RCP8.5) 21世紀末(2081〜2100年)の世界平均気温が工業化以前と比べて約4℃上昇。追加的な緩和策を取らなかった世界に相当。 |
出典:文部科学省及び気象庁「日本の気候変動 2020 — 大気と陸・海洋に関する観測・ 予測評価報告書 —」、福岡管区気象台「福岡県の気候変動」
九州北部地方の年降水量
九州北部地方の21世紀末の年降水量は、4℃上昇シナリオ(RCP8.5)、2℃上昇シナリオ(RCP2.6)ともに20世紀末に比べて有意な変化は予測されていません。
※ 予測される変化(20 世紀末と21 世紀末の差)を棒グラフ、年々変動の幅を細い縦線で示す。棒グラフの色は、青が2℃上昇シナリオ(RCP2.6)に、赤が4℃上昇シナリオ(RCP8.5)に、それぞれ対応する。棒グラフが無いところに描かれている細い縦線は、20 世紀末の年々変動の幅を示している。
出典:福岡管区気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/chikyu/report/observation.html#tmean)
九州北部地方の短時間強雨
九州北部地方の1時間降水量30mm以上の発生回数は、20世紀末に比べて、21世紀末には4℃上昇シナリオ(RCP8.5)で約1.5倍に、2℃上昇シナリオ(RCP2.6)で約1.2倍に増加すると予測されます。
また、1時間降水量50mm以上の短時間強雨の年間回数は、20世紀末に比べて、21世紀末には4℃上昇シナリオ(RCP8.5)で約1.9倍に、2℃上昇シナリオ(RCP2.6)で約1.3倍に増加すると予測されます。
※ 発生回数を棒グラフ、年々変動の幅を細い縦線で示す。棒グラフの色は、灰色が20 世紀末に、青が2℃上昇シナリオ(RCP2.6)の21 世紀末に、赤が4℃上昇シナリオ(RCP8.5)の21世紀末に、それぞれ対応する。
出典:福岡管区気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/chikyu/report/observation.html#tmean)
九州北部地方の大雨
九州北部地方の日降水量100mm以上の年間日数は、20世紀末に比べて、21世紀末には4℃上昇シナリオ(RCP8.5)で約1.4倍に増加すると予測されます。
また、日降水量200mm以上のの年間日数は、20世紀末に比べて、21世紀末には4℃上昇シナリオ(RCP8.5)で約2.5倍に、2℃上昇シナリオ(RCP2.6)で約1.6倍に増加すると予測されます。
※ 発生回数を棒グラフ、年々変動の幅を細い縦線で示す。棒グラフの色は、灰色が20 世紀末に、青が2℃上昇シナリオ(RCP2.6)の21 世紀末に、赤が4℃上昇シナリオ(RCP8.5)の21世紀末に、それぞれ対応する。
出典:福岡管区気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/chikyu/report/observation.html#tmean)
九州北部地方の無降水日数
九州北部地方では、無降水日の年間日数は、20世紀末に比べて、21世紀末には4℃上昇シナリオ(RCP8.5)で約10日増加すると予測されます。
※ 予測される変化(20 世紀末と21 世紀末の差)を棒グラフ、年々変動の幅を細い縦線で示す。棒グラフの色は、青が2℃上昇シナリオ(RCP2.6)に、赤が4℃上昇シナリオ(RCP8.5)に、それぞれ対応する。棒グラフが無いところに描かれている細い縦線は、20 世紀末の年々変動の幅を示している。
出典:福岡管区気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/chikyu/report/observation.html#tmean)